約 147,320 件
https://w.atwiki.jp/roranger-windhawk/pages/16.html
潜在解放(レンジャー) No. エンチャント名 効果 エンチャント出来る装備 1 潜在解放(レンジャー) プレイヤーから受けるダメージ - 12%―――――――――――――戦闘不能から復活時、HP・SPを100%回復する―――――――――――――レンジャーが装備時、スキルディレイ - 90%[アンリミット]の再使用待機時間 - 180秒―――――――――――――装備解除時、[アンリミット]を解除する ゲートオブネザーワールド[1] 2 潜在解放(レンジャーII) [豪傑]と共に装備時、追加で[アローストーム]の再使用待機時間 - 0.2秒[アンリミット]の再使用待機時間 - 240秒装備解除時、[アンリミット]を解除する 時間のサークレット[1]トゥーサイドダイヤモンドブーツ[1] 潜在解放(ウィンドホーク) No. エンチャント名 効果 エンチャント出来る装備 1 潜在解放(ウィンドホークI) [豪傑]と共に装備時、[クレッシブボルト]、[ゲイルストーム]の固定詠唱時間 - 0.5秒 ウィワートゥス・フィデス・バリスタ[1] 2 潜在解放(ウィンドホークII) [豪傑]と共に装備時、追加で[クレッシブボルト]、[ゲイルストーム]の再使用待機時間 - 0.2秒 天下無敵の紋帽子[1]時間のサークレット[1] 3 潜在解放ウィンドホークⅢ [豪傑]と共に装備時、追加で[ホークブーメラン]、[ホークラッシュ]使用時、一定確率で20秒間、[アンリミット]Lv5状態になる装備解除時、[アンリミット]を解除する アルタイルハット[1] 4 潜在解放(ウィンドホークIV) [豪傑]と共に装備時、追加で[クレッシブボルト]、[ゲイルストーム]の再使用待機時間 - 0.1秒 リングオブアルテミス[1]オーバードライブランページ[1] 5 潜在解放(ウィンドホークV) [豪傑]と共に装備時、追加で物理攻撃命中時、一定確率で20秒間、[クレッシブボルト]の消費SP – 119、[ゲイルストーム]の消費SP – 169 [★1]ウィワートゥス・フィデス・バリスタ[1] 潜在覚醒 No. エンチャント名 効果 エンチャント出来る装備 1 潜在覚醒(アローストーム) 物理攻撃命中時、一定確率で10秒間、[アローストーム]の消費SP - 47 レインボースター[1] 2 潜在覚醒(アローストームII) BaseLvが10上がる度に追加で[アローストーム]で与えるダメージ + 1%[豪傑]と共に装備時、追加で[アローストーム]の再使用待機時間 - 0.3秒 アウェイキングブルーム[1]時間のサークレット[1] 3 潜在覚醒(アローストームIII) BaseLvが10上がる度に追加で[アローストーム]で与えるダメージ + 1%―――――――――――――[豪傑]と共に装備時、追加で[アンリミット]の再使用待機時間 - 60秒装備解除時、[アンリミット]を解除する オーバードライブランページ[1] 4 潜在覚醒(エイムドボルトI) BaseLvが10上がる度に追加で[エイムドボルト]で与えるダメージ + 1%―――――――――――――[豪傑]と共に装備時、追加で[エイムドボルト]の再使用待機時間 - 0.25秒 アウェイキングブルーム[1]時間のサークレット[1] 5 潜在覚醒(エイムドボルトⅡ) BaseLvが10上がる度に追加で[エイムドボルト]で与えるダメージ + 1%―――――――――――――[豪傑]と共に装備時、[エイムドボルト]の固定詠唱時間 - 100% オーバードライブランページ[1] おまけ 時間のサークレットとオーバードライブランページのエンチャントが多すぎるので、WHに関係する箇所のみ抜粋します。 No. 装備名 第1エンチャント 第2エンチャント 第3エンチャント 1 時間のサークレット 潜在覚醒(アローストームII)潜在覚醒(エイムドボルトI)他ステータス等 潜在解放(ウィンドホークII)他ステータス等 覇王暴走した魔力大鷲の眼光豪傑真理の解放死の欲動無念無想 1 オーバードライブランページ Cri+25必中攻撃+25%スキルディレイ-15%潜在覚醒(アローストームIII)潜在覚醒(エイムドボルトII) Cri+25必中攻撃+25%スキルディレイ-15%潜在覚醒(アローストームIII)潜在覚醒(エイムドボルトII)潜在解放(ウィンドホークIV) 死の欲動豪傑真理の解放限界突破 コメント コメント
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/2939.html
「殺したい奴が居るから、生きていける…… 生きる理由なんて、そんなもんで充分さ」 ――全てを加速させる荒くれ酒場のマスター ※ 5/14 【千手剛腕】と自身の店の前で戦い、死亡。 人物紹介 名前 リッチー・パイソン 性別 男 年齢 34歳 身長 181cm 体重 92kg 趣味 モデルガン収拾 好き 酒・カクテル 嫌い 野心のない男 大切 生きようとする意思 経営 酒場(リッチーズ・バー) 能力 能力名 【加速解放】 能力分類 【強化系】 能力属性 無 身体能力 加速に耐える程度の頑強さ 能力性能 初速100kmを解放する 能力対価 全身の疲労 タイプ-【強化系】 属性-無 破壊力-C スピード-A 射程距離-D 持続力-D 精密操作性-C 成長性-C コイン等を弾き、それが落下する間の一瞬だけ、能力者の動きの初速が時速100kmまで解放できる能力。 動体視力や思考スピードも加速する。 加速中、一度だけ触れた非生物に速度を分け与えることが出来る。 初期装備 トランプ1セット コイン10枚 ワイン1本 ひしゃげた拳銃一丁(【コルトパイソン357】弾丸一発のみ装填。ただし正常に作動するかは疑問) + 能力原文とQ A 能力原文 初速に100km/hを与えられた能力者 コイン等の物を指で弾いた時、それが次に何かに触れるまで此の能力者の動きは初速から最高速度の100km/hにすることが出来る(細かい調整可能) 例えばコインを弾く→地面にコインが落ちる瞬間に別のコインを弾く と言う行動は不可能。1レス内で加速開始か終了か何方かしかできない 何度も加速していると体の節々が痛み始め、10回加速したら関節が壊れる可能性がある また、触れた非生物(気体除く)に一度だけその速度を分け与えることが出来る スペック 己の速度で自壊しない耐久力(物にぶつかった時はその限りでない) 初期装備・トランプ1セット コイン10枚 ワイン1本 Q A Q1 初速が100キロとありますが、この速度は曲がったり複雑な動きをしても100キロを保てますか? もしくは、直線的な動きのみでしょうか? A1 保ちます、すべての速度が時速100kmだと思っていただければ! 書き忘れましたが動体視力や思考力等も合わせて加速します Q2 速度を分け与える、とありますが、弾いたコインに速度をわけあたえられますか? それとも、コインを飛ばしたいと思ったら、別のコインを、その弾いている間に分け与える事は出来ますか? A2 両方おkです! Q3 演出用のアイテムとして、弾の出ない壊れた拳銃を一丁所持してよいでしょうか? (攻撃には使えない予定ですが、脅しには使えてしまうので、一応お伺いを……) A3 ハードボイルドと言う事で壊れた拳銃+一発の弾丸を初期装備に追加しておきます! Q4 ご参考までに、腕っ節(腕力)はどれくらいが適当でしょうか? イメージとして荒くれ者程度と思っているのですが…… A4 そうですね、身体能力もハードボイルド程度としておきます 基準が謎? 要するにただの不良に囲まれた程度じゃ負けません 概要 この世界最大との呼び声の高い興業資本国、【美国】の出身の元軍人。【美国】と【祖国】の代理戦争の地のゲリラ戦にて【祖国】の捕虜となり、収監。奴隷同然の生活を送る。 後、両国の停戦を機に男も解放されたが母国に帰る事もなく、世界各地を放浪。行く先々でうまい酒とうまい料理のレシピを仕入れ、一軒の酒場を持つに至る。 だが、その店も悪徳能力者の襲撃を受け崩壊。 『Bounty hunters Guild』の助けを得て、現在は"能力者の街"に訪れ、酒場を出店した。 容姿 浅黒い皮膚にスキンヘッド。右目の眼帯から頭部にかけて拷問の跡と思われる大きな傷が目立つ。大柄で毛深く、一見して喧嘩の強い荒くれ者のような外観。 だが、顔はそんな外観とは裏腹に優しい目をしている。ヒゲは生やしていないが、剃りが甘いのか無精が目立つ。 白シャツに茶皮のベスト、だらしなく緩めた真紅のネクタイで客を出迎える。 性格 過酷な半生を経たとは思えない、温厚にして情に熱い男。 ぶっきらぼうな口ぶりだが端々に優しさと、人生に対する諦め、時として、運命に対して冷酷なほどクールな場合がある。 人が人を殺すことを、どこかで容認と言うか、「それが人のサガだ」と割り切っているフシがある。 それよりも、何もせず呆然と生きているような輩にイラつくようだ。 モデルガン収拾を趣味としているため、ワイロには金よりレアモノのモデルガンの方が受け取ってくれる場合がある。 口は重いようで軽く、他人からの秘密をついつい口を滑らせた様な形で語るが、意図的なものであり、本当に秘密にしてほしいと思った事は死んでも口を割らない。 ケンカは嫌いではないが、店の中でケンカを起こすと「ぶち殺す」とニコニコした顔でよく常連に語っている。 また、手相や人相を見るのも得意で、辛口の人物批評もよくこなす。これは後述のバーにて、賞金首の賞金を決めるためでもあるのだが……。 経営している店・【酒場】≪リッチーズバー≫ 能力者の街の裏路地で開いている、「殺したい奴がいる能力者のための酒場」。 "飲めない奴だろうが、必ず飲ます"がモットーのこの店には、下戸だろうが子供だろうが、とにかく酒を一杯勧める。それを飲み干さない限り腹を割った話はしないだろう(もちろん、人を見て微弱な酒を飲ませる場合もある)。 『BHG』の意思を継ぎ、殺人の依頼や仕事の依頼、賞金首の取り次ぎなども密かに請け負っている。 このシステムを利用するためには、まずマスターであるこの男に気にいられる必要がある。 気にいられたら、まず何らかの≪情報≫の提供を求められる。 その対価に見合った依頼――『殺人依頼』『失せもの依頼』『能力者の情報提供』等をリクエストできる。 また、このバーでは時々賞金首の金額設定等が行われる。この店が勝手に定めている賞金であり、もし倒したとしても賞金は払われる事はなく、「賞金分好きなだけ酒を飲んでいい」と言われる事だろう……。 現在&行動動機 静かに酒場を経営したいと思う一方、「面白い奴」の人生に、影ながら味方したいと思っている。 工事中 + 最近の活躍
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/1485.html
依頼主 ナビィ 出現条件 2012/10/16 19 00以降 クリア条件 10/19 15 00 までに 以下の神様を解放するミディール 成功報酬 豪華キャンディーコーンの盛り合わせトウモロコシの形をかたどったキャンディーの盛り合わせ。オレンジのキャンディーコーンはハロウィンの定番!親密度が1200も上がります! 依頼時 ミディール様のことはもう助けてあげてくださいましたか?魔神ファームナッハに捕まってしまっているようなんです…!助けてあげてください~! クリア時 ミディール様を解放してくださってありがとうございます!これは私とミディール様からのお礼です♪魔法のお菓子を集めると、ミディール様は進化もしてくれるそうですよ!
https://w.atwiki.jp/touhouvision/pages/316.html
《人形解放戦線》 No.249 Command <第三弾> NODE(5)/COST(3) 効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果 発動期間:持続 ターン終了時まで、〔場のキャラクター全て〕の持つ「人形」の効果は以下に変更される。 「(自動α): 〔このキャラクター〕が戦闘を行う場合「戦闘修正:+3/±0」を得る。 (自動γ): 〔このキャラクター〕が戦闘を行った場合、戦闘終了時に破棄される。」 「今こそ立ち上がるとき!」 Illustration:里村響 コメント 人形という束縛から解き放たれたドールズが立ち上がるコマンド。 だが攻撃をすると華々しく散ってしまう。 使うのならば、人形を多く使うデッキが適任だろう。 やはり、アリス・マーガトロイド/1弾になってしまうのは芸が無い気もするが。 人形の本来のテキスト (自動α) 〔このキャラクター〕は攻撃を行う事が出来ない。 (自動β) 〔このカード〕のプレイは「キャラクターカードは1ターンに1枚しかプレイ出来ない」という制限に含まれない。 このキャラクターカードをプレイしたターン、「人形」を持つキャラクターカードをプレイする事は出来ない。 は失われ、代わりに (自動α): 〔このキャラクター〕が戦闘を行う場合「戦闘修正:+3/±0」を得る。 (自動γ): 〔このキャラクター〕が戦闘を行った場合、戦闘終了時に破棄される。 というテキストになり、攻撃が可能になったうえ攻撃力が上がる。 「重複しない」の記述がないため、キャラクターが精神の海の効果などで複数の人形を所持している場合、(自動α)、(自動γ)は所持している人形の数だけ所持することになる。例えば精神の海が2枚セットされていれば、+10/+4という圧倒的な戦闘修正を得ることになる(公式BBS、QA147補足)。 また、人形という戦術そのものはなくならないため、 アリス・マーガトロイド/1弾の(自動α)の対象として不適切になることは無い。 手札にある人形のルールは変更されないが、既に発生している効果であるため、それらも場に出してしまえばこのカードによる効果の変更を受ける。もっとも、手札にあるときには効果を変更されないということは、プレイ枚数制限は通常通り適用されるということではあるが。 片や効果を無効にする、片や効果そのものを変更すると様式の違いはあるが、人形という記述自体を消しているわけではない点は背水の陣と同じ。アリス関係のカードの対象にもなれるし、霧符『ガシングガーデン』の恩恵下では一方的に攻撃が行える。 関連 第三弾 Based Starter
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/356.html
解放(1) ◆LuuKRM2PEg バトルロワイアル。 そんな題名の戦いによって、六六もの命が運命を狂わされた。 加頭順、更にサラマンダー男爵やニードルを率いる何者かによって開かれた狂気と絶望の殺し合いによって、狭い孤島の中で多くの命が失われていく。 元の世界で何をしていたのか、どんな道を進んでいたのかなど関係無い。歩むべき未来が捻じ曲げられて、悲劇が徐々に生まれていく。 そして今も、誰が望むわけでもなく血と涙が流されていった。 悪意の犠牲になった、清く優しい者達がいる。 鹿目まどか。 高町なのは。 池波流之介。 本郷猛。 美樹さやか。 五代雄介。 運命の悪戯によって、道を踏み外してしまった者達がいる。 志葉丈瑠。 スバル・ナカジマ。 ティアナ・ランスター。 悪辣な殺し合いを強いられても、己の中に宿らせる悪意をひたすら増幅させる者達がいる。 筋殻アクマロ。 井坂深紅郎。 大道克己。 そんな過酷な運命を強いられても尚、抗おうとする者達がいる。 守りし者としての使命を背負い、黄金騎士となって戦う冴島鋼牙。 失った友の遺志に答える為、人々の笑顔を取り戻そうと戦う一条薫。 例え記憶を奪われようと、残された大切なものを壊させないように戦う村雨良。 戦いに巻き込まれてしまった大切な人を死なせない為、どれだけの不幸を前にしても戦う響良牙。 みんなのこころにある花を枯らせない為、悲しみを乗り越えて戦う花咲つぼみ。 皆、誰にも負けない強い意志を持っていた。 善と悪の違いはあれど、それでも胸の中に宿らせる想いに一切の揺れはない。だがこの殺し合いは、それを容赦なく打ち砕いていく。 その悪意を煽る男が、ここにいた。 溝呂木眞也。 宇宙の影、アンノウンハンドによって悪魔へと変貌させられたその男はどれだけの犠牲が出ようとも、嘲笑い続けている。誰がどれだけ溝呂木に尽くそうとも、温情を向けることはない。 何故なら、溝呂木にとって純粋な想いなど塵の価値すら持たないし、命など単なる駒に過ぎなかったのだから。 そして今も溝呂木は、己が完全な存在に至る為に必要な駒の動かし方を考えている。その相手に善悪など関係無い。ただ、どれだけ役に立ってくれるかの方が遥かに重要だった。 ◆ 「なるほど、ファウストが五代を殺したか……」 溝呂木慎也は、闇の力で操り人形にした少女の報告を聞いて、笑みを浮かべている。 鹿目まどかの姿を語った人形によると、先程の戦いで新たなるダークファウスト──美樹さやか──は五代雄介を殺した後、ソウルジェムが砕け散って死んだらしい。 人形曰く、美樹さやかはインキュベーターという生命体によって生まれた魔法少女という存在のようだ。ソウルジェムという宝石がある限り、どれだけ肉体が傷付こうとも戦い続けることができる。即ち、ゾンビのような戦士だった。 だが溝呂木はその話を聞いても、魔法少女が完璧たる存在とは微塵にも思わない。一見すると兵士にするには便利かもしれないが、ソウルジェムという致命的な弱点がある。それを遠くに離しても、今度は本当の死人の如く動けなくなるようだ。これでは、鉄砲玉程度の役割しか果たせないだろう。 一応、絶望しきれば魔女という化け物になって人々に絶望を齎すようだが、この場では何も起こっていない。恐らく、主催者の仕業かもしれないが。 インキュベーターとやらは宇宙の繁栄のため、思春期の少女から溢れ出る感情のエネルギーを得ようとして、魔法少女を生み出したらしい。そういう力を持つ生命体は実に興味深いし、この手に収めたいと思う。 この他にも、溝呂木はスバルから様々なことを聞き出した。彼女はここに来るまで、既に六人もの参加者を殺してその体内に取り込んでいる。その中には、あの本郷猛という男が含まれていると聞いた瞬間、溝呂木は笑みを浮かべた。 やはり、そんな正義の味方気取りの奴が矜持を打ち砕かれていくのは、とても面白い。早く姫矢准や孤門一輝も同じ目に遭わせてやりたかった。 「その場面を見られるなんて、お前は凄くついてるじゃないか」 「はい……全ては、アクマロ様の……おかげ、です……」 溝呂木の率直な感想に対して、スバルは息も絶え絶えに答える。今の彼女は、満身創痍という言葉が相応しいほどに疲弊していた。 一時の休みすらも与えられず、ただ只管戦いを続けている。加えて、ゼクロスとの戦いでは右目を潰されてしまった。 どんな優秀な機械だろうと連続で稼働させては精度が落ちるし、休ませてメンテナンスを受けさせる必要がある。しかし、スバルにはこれまで休ませた形跡などないし、溝呂木自身も行う義理や意思などなかった。 どれだけ働こうとも、所詮は使い捨ての駒に過ぎない。そんな相手に対して、溝呂木は手心を加える男ではなかった。 (とはいえ、そろそろこいつも潮時か……) 壊れたように終点の定まらない瞳を向けられて、溝呂木は心中でそう呟く。 道端で面白そうだから拾ったが、もうあちこちにガタが来ていた。このまま同行させても、どうせさやかのように勝手に死ぬ筈。別にこんな奴の一人や二人が壊れた所で惜しむことなどないが、何もしないまま動けなくなるのもそれはそれで面白くない。 かといって足手纏いを治すつもりなどないし、そんな手間をかける位なら新しい駒を見つけた方がずっと効率的だ。 (どうせ長くは持たないだろうし、こんなになっては誰かを殺すこともできない……それに、いざという時の盾にすらならないか) せめてさやかがまだ生きてさえいれば、他の参加者を相手に特攻させる位はできたかもしれない。数でも質でも役に立たなくなった今、いつまでも持っていては何か不都合が起こる恐れだってある。 軽く溜息をつきながら、溝呂木は懐からT-2バイオレンスメモリを取り出した。 (どうやら、こいつともおさらばしないといけないようだな……惜しいが、一つの道具にいつまでも拘ったって仕方がない) この地には別のガイアメモリがたくさんあるし、何よりもスバルが持っているT-2サイクロンメモリだってある。だから、例え一つ失ったとしても別のガイアメモリを探せばいいだけだった。 そして、それは人形にも同じことが言える。 「お前に最後の仕事を与える」 「最後の……仕事?」 T-2バイオレンスメモリを差し出すと、スバルは震える手をゆっくりと伸ばしながら受け取った。 この程度の動作にも時間がかかる辺り、やはり壊れかかった人形でしかないと溝呂木は思う。だからこそ、仕事を任せられるのだが。 「これを使って溝呂木眞也に成り済まし、一人でも多くの参加者を殺せ……特に俺の偽物は優先的にだ。俺の名を騙るような奴は、お前だって許せないだろ?」 「はい……アクマロ様の、名誉を陥れるような……愚か者は、許せません……」 そうしてゆっくりと立ち上がった彼女の全身から木の根が飛び出して、そのまま華奢な体躯が飲み込まれていく。数秒ほど蠢いた後、その肉体を覆っていた根が凄まじい速度で引っ込んでいき、本来の青髪が特徴的な少女の姿に戻った。 『VIOLENCE』 己の額にガイアメモリを差し込んだスバル・ナカジマの肉体は、電子音声が響き渡ると同時に変質していく。小柄な体系から一変して、筋肉が異様なまでに盛り上がった巨大な異形へと変身した。 T-2バイオレンス・ドーパント。この地に放り込まれてから、溝呂木が二度に渡って変身した怪人の一種だった。 「さあ、お前の役目を果たしてみろ……捨て駒という、立派な役目をな」 溝呂木がそう告げると、バイオレンス・ドーパントは背を向けて森の奥に走っていく。 どの道、彼女はもう助からない上に戦力として全く期待ができない。ならば、ゼクロスや響良牙のような善人や、筋殻アクマロとかいう奴と戦わせて、その果てに死なせるしかなかった。 そうすれば、奴らの心に人を殺したという罪の意識を植えつけられる上に、運が良ければ消耗も可能かもしれない。だから、彼女の持つ全ての支給品を確保した後に、T-2バイオレンス・メモリを渡したのだ。 (奴らが戦うドーパントは俺ではなく、人形だ……正義の味方気取りどもがその力で、ガキを殺したと知ったらどうなるか見物だな……) かつて斉田リコを失った孤門一輝に、リコという少女を体内に取り込んだノスフェルを撃破させた。そうして少女に重傷を負わせて、孤門を絶望させている。 本当なら孤門や姫矢、それにスバルの知人を相手にゲームを行いたかったが、どこにいるかも分からない相手を探しても、それまでに人形が動ける訳がない。だからゼクロスや良牙で妥協するしかなかった。 尤も、奴らが絶望する様を見るのも、それはそれで面白い。そう、心中で呟きながら溝呂木眞也は歩みを進めていた。 ◆ (すみません、あかねさん……でも俺はここにいるみんなも守らないといけないんです。許してくれとは言いません。でもどうか、無事でいてください) 響良牙はアヒルとなった志葉丈瑠(良牙本人はムースと思っているが)を抱きしめながら、この殺し合いに巻き込まれた天道あかねの無事を祈る。 本当なら、一刻も早く呪泉郷に向かわなければならない。しかし方向音痴の自分が一人で行った所で迷子になるだけだし、何よりもムースを庇いきれるとも思えなかった。 力に自信はあるものの、仮面ライダーエターナルや溝呂木眞也のような実力者が蔓延っているこの島では、どこまで通用するかわからない。あのシャンプーですら簡単に殺されてしまうのだから、一人で出歩くのは危険極まりなかった。 そして何より、花咲つぼみのような少女をほったらかしにする訳にもいかない。彼女も彼女で強いし、良のような頼れる仲間が一緒にいるのは分かるが、やはり離れるのは不安だった。 だから今はあかねよりもここにいるみんなを守らなければならない。そんな結論に至った瞬間、良牙は胸の中に憤りを感じてしまう。 (仕方がない……? くそっ、何を考えているんだ俺は! あかねさんの命がかかっていると言うのに……!) 命を天秤にかけて、少ない方を切り捨ててしまっているような錯覚に襲われてしまい、思わず両腕に力が籠った。一体、いつから俺はそんなクズ人間になってしまったのか……そう考えた途端、遣り切れなさで一杯になってしまう。 だがその瞬間、腕の中から聞こえてきたアヒルの鳴き声が聞こえてきて、良牙は意識を覚醒させた。 「グエェェェェ……」 「わ、悪い……」 今、ムースを抱えていることを思い出して、彼は慌てて力を緩める。 どうして名簿に名前の書かれていないムースがここにいるのかという疑問はあるが、考えてみれば主催者が嘘をついている可能性は充分にあった。あるいはムースの名前を書き忘れてただけかもしれないが、ここで考えた所で仕方がない。 (それにしても、一体誰がムースにこんなことをしたんだ……?) よく見ると、その白い翼は酷く折られている。恐らく、何者かに襲われてこうなってしまい、何らかの拍子で川に落ちて今に至ったのかもしれない。 あのムースがここまで追い詰めた相手に対する憤りを感じると同時に、この怪我を何とかして治せないかと良牙は思う。今の状態で元に戻ったとしても両腕は折られたままで、戦うどころか日常生活を過ごす事すらも困難だ。 一刻も早く治したいがこの島に病院はないし、医者だっていない。当然ながら、良牙に医療の知識や技術などあるはずがなかった。 このままではどうしようもない……そう思いながらムースを抱える良牙は、視線を感じる。 振り向くと、感情が込められているとは思えない瞳でこちらを見つめている、良の姿があった。 「良か……どうかしたのか?」 「これをそいつに使え」 そして良は懐から生命の苔の入った瓶を取り出しながら、静かにそう語る。 「その怪我を治すことができるのは、これしかない……このまま放置する訳にもいかないだろう」 「そうだが……いいのか?」 「俺に断る理由などない」 「……つぼみも一条も、大丈夫か?」 「私なら大丈夫ですよ。アヒルさんの怪我を治したいのは、私だって同じなので!」 「私も同じだ……どうか一刻も早く、君の友人の怪我を治してやってくれ」 つぼみと一条が頷いてくれたのを見て、良牙は思わず表情を少しだけ明るくした。 ムースとはこれまで何度も争ったが、それでも助けたい事に変わりはない。だから、ここにいるみんなの好意が何よりも嬉しかった。 「わかった、ここは使わせて貰う……みんな、ありがとう」 軽く頷きながら、良牙は瓶を受け取る。 ホッと胸を撫で下ろしながら良牙は瓶の蓋を開けて、折れた翼に苔を塗る。骨折にも効くのかと不安を抱いたが、それはただの杞憂だと証明するかのように癒えていった。 ◆ 井坂深紅郎は、森の中をひたすら歩み続けるティアナ・ランスターの背中を無言で見守っている。 黒岩省吾達との戦いで負傷してから、彼女は何かに取り憑かれたかのように前を進み続けていた。一応、傷の応急手当はしておいたが、今のティアナには休息が必要だから、このままでは悪化してもおかしくない。 だが、井坂は特に何も言う気はなかった。彼女の瞳には野望や執念とはまた違う、凄まじい炎が宿っているように見える。その原料である感情が、コネクタ無しでも使える謎のガイアメモリを成長させる鍵になるかもしれなかった。 それに例えティアナが何も成し遂げられないまま死んだとしても、別に構わない。手駒はまた新たに見つければいいし、使えなくなった実験材料など処分する以外に道はなかった。 最低でも、ガイアメモリさえ確保できればそれでいい。コネクタが無いという事は誰でも使えるので、次の手駒さえ見つけられれば観察は続けられる。 (それまではどうか頑張ってくださいね……ティアナさん、貴方には興味がありますがこうも無謀な行動を続けるのであれば、もう用はありません。せめて、そのメモリの糧となる事を私は祈っています) ここに来るまで、ティアナは戦いに負けてばかりだった。それにも関わらず、彼女は己の力量を弁えずに無謀な行動ばかりを続けている。そんな相手といつまでも共にいては、いずれ火の粉が降りかかる恐れがあった。 彼女が用いる魔法はとても興味深いし、謎を解き明かしたいとは思う。だが、この場では自身の生存率を上げながら、主催者を打倒する方法を見つける事が最優先だった。 だから、不安要素となるティアナは早々に切り捨てなければならない。思案を巡らせながら冷淡な視線を向けていると、肝心の彼女が突然足を止めた。 「井坂先生……あれを見て」 そんな呟きを聞いた井坂もまた足を止めて、ティアナが指差す方に目を向ける。 見ると、そこには数人の参加者が集まっているのが見えた。男が三人と、ティアナやキュアピーチと同年代と思われる少女が一人に、小さなアヒルが一匹。この状況でグループが結成されているという事は、どうやら彼らは殺し合いの打破を目指していると考えていい。 恐らく彼らは皆、何らかの特殊な能力を持っているはず。そうでなければ、この過酷な戦場で生き残るなど不可能だからだ。そんなグループには是非とも取り入って利用し、最後には力の謎を知りつくしたいと思う。 距離は数メートル離れているので、向こうはまだこちらに気付いていない。 『TRIGGER』 だが、そう考えたのも束の間。 横に立つティアナがガイアメモリのスイッチを押し、そのまま右手に差し込んでドーパントに変身するのを井坂は見た。 すると、グループの一員である男と薄汚れたマントを羽織った男が振り向いてくる。 ガイアウィスパーのせいで気付かれたかと井坂が思った瞬間、トリガー・ドーパントが走り出してそのまま透明になるのを見た。どうやら、彼女はあの人数を相手に特攻しようとしているのだろう。 (やれやれ、呆れて何も言えませんね……私に力を見せてくれるのは感心ですが、それで危機が及ぶようになっては意味がありませんよ) 恐らく彼女は度重なる敗北のあまりに、焦っているに違いなかった。加えてガイアメモリの毒素はその感情を暴走させて、人間から冷静な判断を奪っていく。 結果、今のティアナには自分自身と相手の力量を計る思考など、一片も持ち合わせなくなったのだ。 (ですが、それでも彼らがどんな力を持ち合わせているのかを知るのに、丁度いいです……それこそが、ティアナさんの最後の役目ですから) もう、ティアナ・ランスターなど実験台ですらない。目の前で群がっている者達の秘密を知る為の手段でしかなかった。 これから起こる戦いを、井坂深紅郎は静観するだけ。一応、トリガー・ドーパントが危機に陥ったら助けるつもりだが、駄目なら諦めるしかない。 ウェザー・ドーパントとなって出てくるタイミングは、見計らわなければならなかった。 ◆ 「……ッ!」 奇妙な音声が何処からともなく聞こえてからすぐに、空気が破裂するような轟音が響く。 それを瞬時に気付いた村雨良は素早くゼクロスに変身して、腕を横に振るった。すると、木々の間から飛び出してきたサッカーボール程のサイズを誇るエネルギー弾が両断され、彼の後ろで爆発を起こす。 しかしそれで終わる事はなく、巨大な弾丸は次々と発射された。しかしゼクロスは跳躍して避けながら、右手を振るって弾く。 仲間達の方に振り向くと、響良牙は突然の事で驚いている花咲つぼみと一条薫を守るように立っていた。良牙が抱えていたアヒルは今、つぼみの腕の中にいる。 「大丈夫か……?」 「問題ないです、村雨さん!」 「俺達も大丈夫だ、良!」 つぼみと良牙が頷くのを見たゼクロスは、後ろにいる一条達にも目を向ける。みんな、怪我をしているようには見られなかった。 身構えている一条と、やや目を見開きながらも必死にアヒルを抱き締めているつぼみの姿を確認すると、ゼクロスは前に振り向く。すると、ここから数メートル先に右腕がライフル銃のようになっている青い怪物が立っているのが見えた。 遠くから不意打ちを仕掛けてくるのだから、ドーパントと思われる怪物は殺し合いに乗っている。少なくとも、味方だなんて有り得ない。だから、一刻も早く止めなければならなかった。 速攻で決断を下したゼクロスは地面を蹴って疾走しようとしたが、その直後に青い怪物の数は四体にまで増える。 「数が増えた!?」 「良牙、恐らくあれは幻だ」 「幻?」 背後で驚く良牙に対して、ゼクロスは静かに口を開く。 「恐らくヤツは幻で俺達を欺いて、その隙に本体が不意打ちを仕掛けようと企んでいる筈だ……俺も、似たような技を持っている」 「成程な」 良牙が頷く一方、森の中を並ぶ怪人達をゼクロスは睨みつける。 弾丸の威力は凄まじいが、この肉体ならそれほど脅威ではなかった。それにここには強豪の良牙もいるので、あのドーパントを倒すのは簡単かもしれない。 だが、あまり時間をかける訳にもいかなかった。もしも青いドーパントが仲間を連れていたら厄介な事になるだろうし、生身の良牙や一条が致命傷を負う恐れもある。それにつぼみや、つぼみの守っているアヒルもどうなるか分からない。 (……新手か!?) 刹那、十時の方角で足音が響いたので、ゼクロスは振り向く。すると、ドーパントと思われる怪人が、木々の中より飛び出してくるのが見えた。 筋骨隆々とした紫色のドーパントは空中で左腕を振るい、手の位置に備わっている巨大な鉄球を発射する。 その標的は、この中では一番弱いように見えるつぼみだった。 「危ない!」 「きゃあっ!?」 ゼクロスが駆けつけようとした瞬間、そばにいた良牙がアヒルごとつぼみを抱えて瞬時に飛び上がる。それにより、つぼみは何とか無事で済んだが、標的を失った鉄球は地面を容赦なく砕いて、そのまま植物を引き千切りながらクレーターを生み出した。 良牙達が地面に着地するのを見届けたゼクロスは、鉄球の威力に思わず戦慄する。もしも良牙がいなかったら、つぼみ達は無事ではいられなかったかもしれない。 「すまない、良牙」 ゼクロスは短く感謝の言葉を告げるが、良牙の視線は地面に降り立ったドーパントに向けられている。しかもその目つきは、とても鋭かった。 そしてそれはゼクロスも同じ。何故なら、ここにいるドーパントは彼だって知っている男・溝呂木眞也が変身したドーパントなのだから。 「テメエ……溝呂木か!」 「溝呂木? まさか、溝呂木眞也の事か?」 「そうだ! あいつはさやかを操っただけじゃなく、その前にも教会で人を殺した野郎だ!」 「分かった」 声に激しい怒りを込めている良牙に、一条は頷く。 溝呂木眞也。それは、美樹さやかと五代雄介が死ぬきっかけを作った男だ。人を操り人形にして多くの悲劇を生み出しているから、許すわけにはいかない。 「俺達の前に出てくるなんていい度胸してるじゃねえか……散々好き勝手やっておきながらよ!」 「……消えろ」 現れたドーパントは返事をするかのように、良牙を目がけてあの鉄球を放つ。その速度は凄まじいが、良牙は素早く跳躍して軽々と避けた。 そこから空中で一回転した彼は、勢いよく拳を叩きつける。鈍い殴打音と共にドーパントが揺らぐ中、良牙は反対側の拳を振るった。 その勢いを殺さないかのように脇腹を目がけて、回し蹴りを叩き込む。良牙の攻撃を受けたドーパントは衝撃で後ずさりながらも、鉄球を元の位置に戻した。 ドーパントは鉄球を使って殴りかかるが、良牙は両膝を軽く曲げた事で掠る事無く回避に成功。そして反撃と言わんばかりに、筋肉が盛り上がった腹部に拳を叩きつけた。 そうしてドーパントが後退するのを見て、ゼクロスは再びライフル銃を持つドーパントに振り向きながら、発射された銃弾を砕く。 そのまま疾走しながら、ゼクロスは考えた。 (こいつらは仲間なのか……? だが、その割には連携が感じられない。それに溝呂木なら、こんなにも堂々と正面から来るか?) 鉄球のドーパントとライフル銃のドーパントが仲間であるにしてもそうでないにしても、今は関係ない。すぐさま戦闘を止めさせて、拘束する必要があった。 一瞬でドーパントとの間合いを詰めた彼は拳を振るうが手ごたえは無く、霧のように消えるだけ。しかしそれに感情を動かされる事をせずに地面を蹴り、もう一体のドーパントを両断する。だが、またしても血を流さずに消滅した。 しかしそれに構わず、ゼクロスは手の甲からマイクロチェーンを発射させて二体同時に怪人の肉体を貫くが、やはり霧散するだけ。 これで一体残らず消えたので、残るは本体だけかと思った。しかしそれからすぐに、空気を振動させる程の爆音が響いたので、ゼクロスは瞬時に飛び上がる。するとあの弾丸が、彼の立っていた場所を凄まじい速度で通り過ぎて、一気に巨木を破壊した。 そうして地面に降り立った彼が振り向くと、消滅させたはずのドーパントが六体も現れていて、ライフル銃を向けている。 (また幻……いや、そもそもあの中に本物はいるのか? 弾丸は誰もいない所から発射された……もしも、俺達の目を誤魔化せるのだとしたらこのまま戦っても終わらないな) ドーパント達を睨みながら、ゼクロスは思案した。 幻はあくまで幻でしかなく、相手にしてもこちらが翻弄されるだけでしかない。それを操っている本体を叩かなければ、不意を突かれるだけだった。 ドーパント達の数がどんどん増えていく一方、ゼクロスは意識を集中させる。刹那、七時の方向より気配を感じ、彼はそちらに振り向きながら走り出して、虚空を目がけて拳を叩き込んだ。 「ギャアッ!」 すると、何もなかったはずの空間が歪んで、そこから醜悪な悲鳴と共にライフル銃を持つドーパントが現れて、よろめきながら地面に倒れていく。攻撃を受けても姿が消えなかったので、今度こそ本物の可能性があった。 現実として、あれだけ森の中にいた幻は全て消滅している。 「こいつが本体か……」 ゼクロスが牽制のように拳を向ける一方、ドーパントは左腕で腹部を抑えながらも立ち上がる。相手は震えながらもライフル銃を向けてくるが、その腕を目がけてマイクロチェーンを発射させて絡み付かせた。 そのまま両腕に力を込めてドーパントの身体は勢いよく持ち上げ、良牙と戦っていた鉄球のドーパントに激突させる。 その衝撃の影響か、鉄球のドーパントは少しだけ吹き飛んでいった。 「衝撃集中爆弾!」 矢継ぎ早にゼクロスは右膝に備わった装甲を取り外して、ドーパント達を目掛けて投げつける。すると、爆弾の名が示すように小規模とはいえ爆発を起こした。 その影響で煙が巻き起こり、視界がほんの少しだけ遮られる。しかしその中を突き破るように、鉄球のドーパントが姿を現した。 空中で左腕を振るうと、あの鉄球が凄まじい速度で飛び出してくるのをゼクロスは見る。しかし臆する事などせず、避ければいいだけ。 回避に神経を集中させて、飛び上がろうと力を込める。その時だった。 「うりゃあああああぁぁぁっ!」 若い少女の叫び声と共に小さな影が飛び出してきて、ドーパントが放った鉄球を吹き飛ばす。 そして、煌びやかな衣装を身に纏った少女がピンク色のポニーテールを揺らしながら、目の前に着地するのをゼクロスは目の当たりにした。 「お前は……」 「大地に咲く、一輪の花……キュアブロッサム!」 小さな背中を向ける少女は、ゼクロスに答える事などせずに力強く名乗りを上げる。 キュアブロッサム。それは花咲つぼみが変身する、砂漠の使途という連中から人々の心を守るプリキュアという戦士の一人だった。 不意に後ろを振り向くと、一条があのアヒルを抱えている。つぼみは彼にアヒルを任せて、それから急いで変身をして援護をしてくれたのかもしれない。 「すまない、つぼみ……」 「いいえ、大丈夫です!」 こんな若い少女の助けを借りてしまった事に些か心が痛むのを感じながら、ゼクロスは助けてくれたキュアブロッサムに謝罪する。すると彼女は振り向いて、明るい笑顔を見せてきた。 それからキュアブロッサムは、勢いよく前に踏み出しながら声を張り上げる。 「溝呂木さん、こんな事はもうやめてください! これ以上、悪行を重ねても何の意味もありません!」 「つぼみちゃん、こんな時に何を言っている……!」 「いいえ一条さん、ここは私に任せてください!」 一条の疑問をあっさりと払い除けて、キュアブロッサムはそのまま続けた。 「あなたがさやかとまどかを利用したり、五代さんが亡くなってしまったきっかけを生み出したのは私も許せません……私の堪忍袋の緒は、切れています!」 「五代、さやか、まどか……!?」 「でも、だからこそあなたには償う義務があります! 人は誰でも、生きている限りやり直す事が出来ます! あなただって……今の自分から変わる事が出来るのです!」 その叫びは、大量の粉塵が風で流れていく森の中で大きく響いた。 あまりにも予想外の行動を取るキュアブロッサムにゼクロスどころか、良牙も呆気に取られている。 しかし、その隙に鉄球のドーパントが攻撃を仕掛けてくる事はない。それどころか、金縛りにでもあったかの如く、ピタリと止まっていた。 「変わる……変わる……今更、何が出来る……!」 「出来る事はいくらでもあります! 大切なのは、溝呂木さんが一歩前に踏み出す勇気です!」 「勇気……!?」 怒鳴るキュアブロッサムを前にドーパントは鉄球を掲げるが、その腕は震えている。やろうと思えば頭部を潰せそうなのに、行動に進もうとしない。 まるで、望んでいないのに人殺しを強いられて、躊躇いや迷いを抱いているようにも見える。本当は、誰かを犠牲にする事を快く思わない奴なのだろうか? 一瞬だけそう思い当ったが、同時にゼクロスは強い疑問も抱く。そういう迷いを心の内に抱える男が、笑いながら人を操るのだろうか。溝呂木眞也という男はBADANと同じで、人を虫けらの様に利用する男なのだから。 そんな男が、キュアブロッサムの説得程度で信念を捻じ曲げるような事をするのかどうか、疑問だった。 (待てよ……そもそもこいつは本当に溝呂木なのか?) そして思案する内に、ゼクロスは一つの可能性を導き出す。 目の前のドーパントは、溝呂木は持っていたガイアメモリによって変身できるドーパントだ。故にその正体は溝呂木である可能性は高いが、こちらは変身した場面を直接見た訳ではない。 根拠は少ないが、もしもこの推測が正しいのならドーパントの正体は、溝呂木が操っている何者かである可能性もある。いや、溝呂木のやり方から考えれば、そちらの方が自然だった。 恐らく、手駒となる人間を炊き付けてからこちらを消耗させて、その隙に不意を仕掛けてくる作戦なのかもしれない。もしもその術中に嵌っていたら溝呂木の思い通りになっていただけでなく、罪の無い命も犠牲にする恐れだってあった。 「キサマ……何者だ」 だからゼクロスはその鋭い眼光をそのままに、ドーパントへ問いかける。 「わた……いや、俺は溝呂木だ……お前達の……」 「違う、キサマは溝呂木ではない。キサマが本当に溝呂木眞也なら、わざわざ正面から戦いを仕掛けて来ないはずだ」 「えっ……どういう事ですか!?」 「溝呂木なら、大人数を相手に戦わないだろう。こいつの正体は鹿目まどか……いや、鹿目まどかに化けた緑色の怪人だ。恐らく溝呂木はそいつを操って、俺達にぶつけるつもりだったのだろう」 驚愕するキュアブロッサムに、ゼクロスは静かに答えながら周囲を警戒した。 最悪の可能性として、こうして問いかけている間にも溝呂木は虎視眈々とチャンスを窺っているかもしれない。もしも目の前にいるドーパントごと、ここにいる者達を一気に殺害する手段があるのだとしたら、一刻も早く食い止めなければならなかった。 もしかしたら、さやかの親友である鹿目まどかである確率すらもあり得る。キュアブロッサムが、まどかとさやかが一緒にいたと言っていたからだ。 だがまどかの名前は、既に放送で呼ばれている。それにも関らずしてまどかがこの世界にいるという事は、何らかの手段でその姿に化けているとしか考えられなかった。 BADANには人間社会に潜伏する為、人間の姿に化ける怪人が多くいる。ダブルライダーに殺されたミカゲや、ヤマアラシロイドの正体を隠しているニードルがその例だ。 だからこのドーパントも、それと同じ事をしているとゼクロスは考えていた。 時系列順で読む Back せめて 輝きと ともにNext 解放(2) 投下順で読む Back 悲しき道Next 解放(2) Back 「親友」(4) 溝呂木眞也 Next 解放(2) Back 悲しき道 冴島鋼牙 Next 解放(2) Back 悲しき道 一条薫 Next 解放(2) Back 悲しき道 村雨良 Next 解放(2) Back 悲しき道 響良牙 Next 解放(2) Back 悲しき道 花咲つぼみ Next 解放(2) Back 悲しき道 志葉丈瑠 Next 解放(2) Back 「親友」(4) スバル・ナカジマ Next 解放(2) Back ライバル!!誰?(後編) ティアナ・ランスター Next 解放(2) Back ライバル!!誰?(後編) 井坂深紅郎 Next 解放(2) Back 花咲く乙女(後編) 大道克己 Next 解放(2) Back 野望の「二の目」 筋殻アクマロ Next 解放(2)
https://w.atwiki.jp/mhwyumi/pages/154.html
その欲望、解放しろ 説明 スキルレベル 武器の隠された属性を解放する。ボウガンの装填数が増える装填数には上限があります Lv1 隠された属性の1/3を引き出す。/一部の弾の装填数が増加。 Lv2 隠された属性の2/3を引き出す。/多くの弾の装填数が増加。 Lv3 隠された属性を100%引き出す。/ほとんどの弾の装填数が増加。 効果詳細・解説 レア8の解放珠が出るまでの呪いの装備 みんな大好きキリン脚 解放後の数値が高いのはブレイブハンターボウ そしてマム・タロト討伐での鑑定武器 他の弓は属性値の上限と 無属性強化の関係で使えないか…?? 属性解放Lv1 属性解放Lv2 属性解放Lv3 ハンター 無 水120 水240 水360 鳥弓 無 爆90 爆180 爆270 毒弓 無 爆80 爆160 爆240 アーロイ 無 雷80 雷160 雷240 姫 無 龍80 龍160 龍240 合金弓 無 雷50 雷100 雷150 ゲイ 無 氷50 氷100 氷150 ※ここからの強化上限は属性値の上限か各属性強化の項へ 防具 頭 胴 腕 腰 脚 マム太郎 αβ αβ αβ キリン γ γ α αβ ゴジラ αβ 蒼レウス αβ ドーベル αβ デスギア α ※上位装備のみ ※赤色はLv2 護石 覚醒の護石Ⅱ(護石Lv2まで) 装飾品 解放珠【3】(レア度8) キリンγを追加しておきました。 -- (名無しさん) 2018-06-09 20 12 01 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/intellipedia/pages/115.html
ルワンダ民主解放軍(FDLR)とは、ルワンダの反政府武装勢力。2010年現在、ルワンダ国内に主だった軍事拠点はなく、隣国のコンゴ民主共和国東部地域を活動の拠点としている。主にフツ族で構成される。 ニュース系 サーチエンジン(FDLR ルワンダ) 米弁護士ピーター・アーリンダー氏逮捕を発表=ルワンダ政府〔BW〕(2010/06/03) 米弁護士ピーター・アーリンダー氏逮捕を発表=ルワンダ政府〔BW〕(2010/06/03) 【ビジネスワイヤ】ルワンダ政府は、同国政治家ビクトワール・インガビレ氏の弁護士を自称する米国のピーター・アーリンダー弁護士を逮捕したと発表した。アーリンダー氏は先月27日にルワンダに入国し、翌28日逮捕された。ルワンダ政府当局は、インガビレ氏が1994年のルワンダ大虐殺を再開しようとしている国連指定テロリスト・グループのルワンダ解放民主軍(FDLR)と関係があるとし、大虐殺を支持する思想を禁止した同国の法律に沿って逮捕した。アーリンダー氏とインガビレ氏はインガビレ氏の大統領選立候補を支援するため、アーリンダ氏が同国へ入国したと説明している。 BIZW 【編注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。 関連項目 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/359.html
解放(4) ◆LuuKRM2PEg ◆ ゼクロスに変身したその男、村雨良は目の前にいる怪人達を睨み続けている。 戦いによって与えられた痛みが肉体に響くも、ゼクロスは気に留めない。そんなのを理由に動きを止めるつもりなど毛頭なかった。 彼の中を満たしているのは、奪い続ける怪人達に対する『怒り』と、守れなかった己自身への『怒り』だった。 (俺は……五代との約束を裏切ってしまったのか) そしてゼクロスの心に、五代雄介への後ろめたさが芽生えていく。 彼から託された少女達を救えなかったどころか、また新たに二人の人間を死なせてしまった。五代との約束を果たすのなら彼らのことも助けなければいけないのに、それができなかった。 せめて五代の親友である一条や、良牙とキュアブロッサムだけは逃がしたが、一刻も早く彼らの元に駆けつけなければいけないことに変わりはない。 「行ってくれましたか……尤もそちらの方が都合はいいですけどね」 「……何?」 悠然とした態度で立つ白い怪人の言葉にゼクロスは思わず疑問を抱く。 どういうことだと問い詰めようとしたが、その前に怪人が語る方が早かった。 「彼らは皆、凄まじい力を持っています……私も知らない能力がどんな仕組みで生まれるのか、とても興味深いですよ。その謎を解き明かすチャンスを残してくれた貴方には感謝しなければいけないようですね」 「何だと……?」 「本当なら貴方の力についても知り尽くしたいのですが、どうやら少し難しそうですね……まあ、死体でも構わないのですが」 怪人の表情は一ミリたりとも動かなかったが、ニタニタと薄気味悪い笑みを浮かべているのだけは言動から察する。 やはりこの怪人達はBADANや溝呂木と同じ『奪う者』だ。何を目的としているかは知らないが、己の欲望を満たすためならばどんな犠牲が出ようとも躊躇わないような奴らだ。 このまま放置しては良牙達どころか、多くの命が奪われてしまうことは簡単に想像できる。許すわけにはいかない。 「……ふざけるな」 「ほう?」 「キサマらにはもう何も奪わせない……俺がここでキサマらを倒す」 「何か誤解をしてるようですね……一つ言っておきますが、私はこの殺し合いを良しとしない者です。むしろ貴方のような者の力になりたいのですよ……尤も、それはもう叶わないようですが」 「そうか」 怪人の言葉からは良牙達のような温かみが感じられず、嘘としか聞こえなかった。 奴はあのニードルと同じで表面上では穏やかな態度を取っているだろうが、その裏では数え切れないほどのものを奪ってきたはずだった。体表を彩る白という色も、余計にニードルを連想させてしまう。 ゼクロスは電磁ナイフを構えながら取り留めのないことを考えた頃、アクマロという怪人が突っ込んでくる。 二対一な上に傷はほとんど癒えていないが負けるわけにはいかない。痛む身体に鞭を打ったゼクロスも走ろうと足に力を込めた。 その時だった。つい先程、別行動を取ったはずの冴島鋼牙が風の如く勢いで現れたのは。 「はあああああぁぁぁぁぁぁっ!」 鋼牙は大声で叫びながらその手に持つ剣を横に振るって、アクマロの一閃を弾く。刃同士の激突によって鋭い金属音が響き渡ると同時に、アクマロは微かに後退した。 その隙を見逃さずに鋼牙はアクマロの肉体を勢いよく切り裂き、鋭い前蹴りを叩き付けて吹き飛ばす。 そのまま鋼牙は地面を転がるアクマロを睨みながらゼクロスの横に立った。 「その声……お前、村雨だな」 「鋼牙、何故戻ってきた?」 「こんな天気で雷が鳴るなど有り得ない。だから駆けつけて来たが……どうやら、詳しい事情を聞いている暇はなさそうだな」 周りで倒れている死体に目を向けながら鋼牙は語る。 「薫達はどうした?」 「先に向かわせた……このままでは彼らまで、奪われてしまうかもしれなかったからだ」 「そうか」 頷く鋼牙の声には若干の安堵が感じられた。 そして、彼の全身から闘志がどんどん放たれていくことにゼクロスは気付く。鋼牙の硬い表情には、烈火のような怒りが宿っているはずだった。 「グッ……何処の何方かは存じませぬが、やってくれますね。覚悟は宜しいですな?」 そんな鋼牙によって倒されたアクマロはようやく立ち上がって、殺気と共に刃を向けてくる。 だが、それを突き付けられた鋼牙は微塵にも怯む様子を見せず、それどころか怒りの炎を更に燃やしていた。 「生憎だが、俺達はお前らと遊んでいる暇などない……早めに決めさせて貰うぞ」 「ほう……? ならば、お望み通りにあんたさんを地獄に送って差し上げましょう!」 そしてアクマロも鋼牙に負けないくらいの憤怒を声に出しながら、剣を掲げながら走り出す。 一方で鋼牙も勢いよく疾走しながら剣を振り上げた。 それから瞬き一回分の時間が流れた後、彼らの影が交錯。同時に激しい金属音が森の中に響いた。 あまりにも一瞬すぎる出来事で、ゼクロスすらも何が起こったのかすぐに理解できていない。しかし、結果は目前に存在していた。 鋼牙は何事もなかったかのように悠然と立っていて、アクマロは膝を地面に落としていた。しかもよく見ると、アクマロの胴体には大きな傷が刻まれている。 それは見間違えようのない確かな光景だった。 「ガ……ッ! な、何ですと……!?」 「ほう……これはこれは……!」 苦悶の呻きがアクマロの口から零れる一方、白い怪人は感嘆の声を上げている。 それを見て、この怪人達は互いを信頼し合っていないとゼクロスは考えた。予想は出来ていたが、こいつらの同盟などいつ崩れてもおかしくない程度のもの。 尤も、ゼクロスにとってはどうでもいいことだが。 「村雨、行くぞ」 鋼牙はそんな怪人達の様子に目を向けることなどせずに、その手に持つ武器を天に掲げる。彼は頭上で円を描くように腕を動かすと、空間に裂け目が生じた。その中から黄金の光が鋼牙を祝福するかのように降り注ぎ、辺りを照らす。それは木々によって遮られている太陽の光よりも眩い。 その眩しさに耐えられなかったのかアクマロも白い怪人も腕を翳す中、ゼクロスは見た。天使のような羽を持つ小さな存在が光の中より何匹も現れるのを。 天使達はその手に持つ黄金色の装甲を、鋼牙の肉体に装着させる。すると彼の持つ剣もまた黄金の輝きを放ちながら形を変えていき、より鋭さを増した。 すると、ようやく辺りを照らす凄まじい輝きが収まっていき、そんな中でゼクロスは思う。ああ、これが彼の変身なのだと。 その思考を証明するかのように現れた黄金の騎士は剣を構えて、狼のように強く吼える。それに伴い、狼を模した仮面からは並の怪人ならば瞬時に怯ませる程の威光が放たれた。 そこに現れたのは魔戒騎士の最高位である称号を背負う黄金騎士。旧魔戒語で『希望』を意味する名を持つ騎士へと、鋼牙は姿を変えていた。 その名は牙狼……黄金騎士ガロへの変身を冴島鋼牙は果たしていたのだった。 ◆ 黄金色に輝くガロの鎧を纏った冴島鋼牙は己の判断を呪っていた。 バラゴを再び倒すために別行動を取ってしまった間に、こんな多くの犠牲が出てしまっている。驕るつもりはないが、もしも彼らと共に冴島邸に向かっていればこんなことにはならなかったかもしれない。 人の死というものはこれまで何度も経験してきたが、守れなかった者や残された者達のことを思うとやはり無念を抱かざるを得ない。 しかし悲しみに溺れるなど守りしものにはあってはならないことだ。ここで腑抜けになっていては一条達を守れないし、今も何処かで誰かを人を守っている涼邑零とも共に戦えない。何よりも五代や本郷猛達のような者達の無念だって晴らせなかった。 今やるべきことはこの怪物達から人々を守って、一刻も早く良牙達を追うのが最優先だった。この鎧を装着してから魔界の砂時計である魔導刻が動き始めているので、急がなければならない。99・9秒以内に解除しなければこの身が鎧に食い尽されてしまい、心滅獣身となって暴走してしまう。 特にこの場では主催者達が何らかの力で鎧を細工している可能性もあるので、尚更早く決着を付けなければならなかった。 「その輝き……おお、まさかこんな所で出会えるとは実に幸運ですね! ああ……ますます貴方に興味が出てきましたよ! 是非とも、貴方の力を見せてください!」 白い怪人は興奮を露にしたように巨体を震わせながら語る。 一体何のことを言っているのか。一瞬だけ疑問を抱いたが、この島に放り込まれてから数時間経った後に鎧を召喚したことを思い出す。恐らく怪人はその光景を目撃したのかもしれない。 だが、真相がどうであろうと関係なかった。 「言ったはずだ、俺達はお前らに付き合っている暇はないと」 ガロが静かに宣言しながら牙狼剣を構える。 白い怪人は右腕を天に掲げると、轟く暗雲より稲妻が降り注いできた。しかしガロは剣を横に振るうことで簡単に弾く。立て続けに雷は迫るが、ガロはその度に牙狼剣を振るい続けて防いでいた。 稲妻は凄まじい速度と熱を誇っているが、それでも何十年にも渡る修練を積み重ねてきた魔戒騎士にとっては恐れるには足りない。加えて、そんな魔戒騎士達の中でも最強の実力者であるガロには自然現象による雷など子供騙しに等しかった。 雷撃はすぐに止んだが今度は突風がガロの肉体に襲い掛かる。ガロは両足に力を込めて吹き飛ばされないように踏ん張りながら進もうとするが、風圧によって中々進めなかった。 仮面の下で表情を顰めた瞬間、あのアクマロと呼ばれた怪人が剣を振るってくるのを見て、ガロは思わず跳躍する。 身体が軽くなるのを感じた彼は牙狼剣を一閃して迫りくる剣を弾き、そこから反対側の拳を叩き付けてアクマロを吹き飛ばした。 悲鳴を耳にした後、ガロは再び白い怪人に向かって駆け抜けて、一瞬で目前に迫ると同時に剣を振るう。鈍い音と共に切り裂かれた皮膚から火花が飛び散って、怪人は後ずさった。 無論、怪人もただ棒立ちで受けているだけではなく、腕を翳して白い煙を噴き出させる。氷を上回るような凄まじい冷気を帯びたそれによって視界が遮られるが、ガロは構わず突き進んで再び一閃。 手応えを感じると同時に煙の勢いは止まり、衝撃によって白い怪人は吹き飛ばされていった。 「なっ……ま、まさか攻撃だけでこれほどの威力を誇るとは……!」 斬られた腕を抑えながら白い怪人は立ち上がり、戦慄したような声を漏らしている。 一方でガロは、敵が追い込まれた要因は仲間達にあると考えていた。白い怪人にせよアクマロにせよ、その動きには何処か精彩さを欠けているようにも思える。原因は、ゼクロス達が戦ったことにあるだろう。 怪人達が消耗していなければ、ガロとて有利には戦えない。良牙達を逃がさなければならないとゼクロスに思わせるような相手なのだから、普通に戦ったら苦戦は免れないはずだった。 心の中で仲間達を想いながら、ガロは白い怪人を睨みつける。 鎧を召喚してから既に30秒は経過している。ここにいる怪人達は並のホラーを上回る力を誇っていて、消耗した状態でも簡単に勝てる相手ではなかった。それにもしかしたら予想を上回る切り札も持っている可能性だってあるので、悪戯に戦いを長引かせる訳にはいかない。 何にせよ、今はこの怪人を戦闘不能に追い込まなければならなかった。 救えるのであれば救いたいし、これ以上の凶行を繰り返させて犠牲者を出させるわけにもいかない。その為に牙狼剣を振るおうとした瞬間、大気が荒れ狂う轟音が鼓膜を刺激した。 そして大気が荒れ狂って周囲の木々が吹き飛んでいき、ガロは思わず足を止めて振り向く。その先では、大きな竜巻が吹き荒れていた。 ◆ 黄金騎士ガロに変身した冴島鋼牙が現れた瞬間、ゼクロスの心の中には奇妙な思いが芽生えていた。 それはBADANにいた頃、まだ生きていたミカゲと共にいる時に感じられた思い。そしてあの女が笑っている顔を見られた時に感じられた思いでもある。 まるでからっぽになったこの心が満たされていくような気持ちだったが、その正体が何なのかはわからない。そして今も、ガロと一緒にいることでその謎の感情が胸に湧き上がっていた。 だからそれを奪わせない為にも戦わなければならない。 電磁ナイフを全力で振るってアクマロの肉体を斬り、衝撃で怯ませてから回し蹴りを叩きつける。アクマロは吹き飛ばされるが、それでもすぐに体制を立て直した。 良牙やガロ、それにドーパントに変身した少女達と連戦しても尚、奴は体力を残している。やはり、一筋縄ではいかない敵だった。 「どこまでも我々を虚仮にしてくれますな……あの仮面ライダー達のように!」 「……カメンライダー達のように?」 そんな中、憤りに満ちたアクマロの言葉に含まれた単語を聞いて、ゼクロスは思わず足を止める。 「どうやら、あんたさんも仮面ライダーの一人のようですな……本郷猛、それに仮面ライダースーパー1と同じく」 「俺がカメンライダーだと……何を言っている……?」 「フン、とぼけても無駄です!」 刹那、アクマロの掌から輝きと同時に稲妻が発せられ、ゼクロスに襲いかかった。 この場で三つの命を奪った雷は装甲を貫き、一瞬で体内を縦横無尽に暴れまわる。身体の至る所が爆発して、ゼクロスに痛みを与えていく。 しかし、それでもゼクロスは倒れなかった。 「……俺を、カメンライダーと呼ぶな」 雷鳴にかき消されそうな呟きを零して、ゼクロスは走る。 凄まじい衝撃は走るが、その程度ではゼクロスを止めることなどできない。耐えながら前を進み、アクマロを睨み続けていた。 あの怪人もつぼみと同じように、俺をカメンライダーの仲間だと思っている。何故、俺が奴らの仲間だと思われているのか? カメンライダーは大切なものを奪い取っていく奴らだというのに。 そんな疑問が湧き上がっていくが考えても意味はない。思考を振り払ったゼクロスは痛む身体に鞭を打って、アクマロの腕を掴んだ。 「オオオオオオオオオオォォォォォォォッ!」 「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!?」 そのままゼクロスは強く咆哮しながら身を捻って、驚愕するアクマロの巨体と共に回転する。そのスピードとゼクロス自身のパワーによって大気は大きく振動し、彼を中心にした竜巻が巻き起こった。 ゼクロスがアクマロを力任せに放り投げる。するとアクマロは風の流れに飲み込まれたかのように舞い上がっていった。それを追うかのようにゼクロスも跳躍すると、竜巻が徐々に収まっていく。 風の流れは元に戻った頃、ゼクロスは宙を漂うアクマロの胴体の上に立っていた。 そしてゼクロスは僅かに屈みながら全身に力を込める。すると、深紅の輝きが放たれた。 「ゼクロス──」 「なっ──!?」 「──キック!」 そう宣言するゼクロスの足からエネルギーが解放されて、アクマロを地面に吹き飛ばしていく。 一刻も早くアクマロを倒すためには至近距離でゼクロスキックを叩き込むしかない。そしてその為に、かつてガモン共和国で仮面ライダー一号が使っていた技でアクマロを吹き飛ばすのが有効だと、ゼクロスは判断していた。 ゼクロスは知らないが、アクマロは仮面ライダー一号こと本郷猛を殺した相手だった。その相手を倒す為に一号の技を使うことになるのは運命かもしれないが、奇妙な偶然には誰も気付かない。 ただ、ゼクロスがライダーきりもみシュートを使ったという事実しか、この場にいる者達には認識されなかった。 ゼクロスキックによってアクマロは隕石のような勢いで地面に激突して、そのまま盛大な爆発を起こした。それにより周囲が無差別に破壊されながらクレーターが生じる中、ゼクロスは地面に着地する。 自らが生み出したすり鉢状の穴を覗き込むと、黒く焦げた人型の塊が転がっていた。それが筋殻アクマロの遺体だと瞬時に察する。 もう動かないのであればそれでいいと考えたゼクロスは、すぐにもう一体の怪人の方に振り向いた。どうやら、天候を操るあの白い怪人はガロに追い詰められているように見える。 ならば、このまま加勢して一気に倒せばいい。そう決めたゼクロスは前に進もうとするが、急に彼の膝が落ちてしまう。 何とかして前に進もうとするが身体が言うことを聞かない。 連戦によって体力を異常に消耗している所に、ゼクロスキックを使ったのが原因だった。ダークメフィストやサイクロン・ドーパントとの戦いの疲れすら完全に癒えていない状態なのに、そこから四人との戦いを強いられては如何に彼といえども限界が来る。 本来なら、変身を保っているだけでも精一杯だった。 「なっ、身体が……!?」 「どうした、村雨!?」 全身が鉛のように重くなってくるのを感じたゼクロスにガロが振り向く。 その直後、ガロと戦っていた怪人は腕を振るって、その巨体を何重にも渡る突風で覆った。凄まじい風圧が周囲に吹き荒れる中、動けないゼクロスを守る様にガロが立つ。 黄金色に輝くガロの背中を見るゼクロスは怪人の攻撃が来るかと警戒した。しかしその警戒は杞憂で終わることを証明するかのように、風は収まっていく。 だが、白い怪人の姿は既にない。つまり逃げられてしまったとゼクロスが思った頃、ガロの鎧が砕けて、冴島鋼牙が姿を現した。 「何をしている鋼牙、奴を追うんだ!」 「馬鹿を言うな、今のお前を一人にする訳にはいかない。奴を倒すことだけを考えて、お前が死んでしまっては意味がないだろう」 「しかし……!」 「それに、ここにいる彼らも早く弔わなければならない……それは俺の役目だ」 静かに語る鋼牙の表情は、何処となく悲しげな雰囲気を放っている。 それを見て、ここでは三つの命が奪われてしまったことをゼクロスは思い出した。そして五代との誓いを果たせなかったことを嫌でも思い知らされてしまう。 彼らを殺した怪人は倒したが、だからといって奪われた命が帰って来る訳ではない。結局、名前も知らない三人を救うことはできなかったのだ。 そう思った瞬間、ゼクロスは拳を強く握り締める。銀色に輝く手は無念の余りに大きく震えていた。 ◆ 鬱蒼と生い茂った木々の間を覚束ない足取りで進む白い怪人がいた。 その異形、ウェザー・ドーパントは痛む腕を押さえながら軽く息を吐くと、耳元よりガイアメモリが排出されて、井坂深紅郎という男の姿に戻る。 戦いに勝てないと判断した彼は、ゼクロスという仮面ライダーが膝を落とした一瞬の隙を好機と見て竜巻を起こし、そのまま逃走した。 大分離れた甲斐があってか、追手の気配は感じられなかった。 「くっ、私ともあろう者が……欲望に負けたのが敗因でしたね」 しかし井坂は微塵も喜ぶことが出来ずに己の判断ミスを呪っている。 あの戦いでは特異な能力を持つ者が何人もいたことで、謎を解き明かしたいという井坂の欲望が一瞬で湧き上がっていた。それを抑えることができず、隙を見て筋殻アクマロと接触して共闘したが、それが失敗だった。 いくらアクマロの力を確かめるとはいえ、本来ならば利用するはずの人材を殺すなんてあってはならない。それ以外にも、ウェザーの力ならばあのグループを叩きのめせると判断してしまったのも敗因だった。 そしてもう一つ。幾らゼクロスが弱い奴らを逃がしたことで数の有利ができたとはいえ、高を括りすぎたのも失敗だった。二対一で戦えば勝てると感情が高ぶっていたら、今度はガロと戦う羽目になってしまう。 もしかしたら、欲望を抑えなかったツケが回ってきたのだろうか。 「ですが、過ぎたことは仕方がありませんね……また、手駒を見つければいいだけです」 ティアナ・ランスターもアクマロも死んでしまったが別に惜しむことはない。 死体を確保する暇もなかったので彼らの謎は解き明かせなかったが、命とウェザーメモリさえ無事ならそれでよかった。いざとなれば、主催者の技術を全て奪った後に彼らのこと調べることだってできる。 やるべきことは新たなる戦力を見つけることだけ。幸いにもウェザーに変身する場面は誰にも見られていないので、いざとなったら無力な弱者を装って鋼牙や良という男達に取り入ることも可能だ。 それに逃走する際にバイオレンスのメモリやアクマロとティアナの支給品も確保しておいた。トリガーのメモリを失ったのは惜しいが、代わりにこのメモリを育てればいい。 調べてみるとティアナのものと思われる衣服や下着、それにうさぎのぬいぐるみや書状と思われる物が見られた。だがこれは必要ないので、この場で捨てるしかない。 しかし、これらはあくまでハズレなだけでもっと探せば当たりがあるかもしれないが、今は身体を休めることが最優先だ。そう取りとめのないことを考えながら、井坂はウェザーのメモリを眺める。 「ああ……それにしてもここはやはり素晴らしい。この地に集められた者達の謎を、必ず──」 しかし、井坂の言葉は最後まで続かなかった。 そこから先の言葉を紡ごうとした瞬間、彼の耳に銃声のような音が響く。しかし井坂深紅郎に反応する暇などない。 何故なら、彼の視界は闇に飲み込まれてしまったのだから。 ◆ 物言わぬ男は頭部と右腕を焼失していて、二度と動く気配を見せない。 井坂深紅郎という男の遺体を、笑みを浮かべながら見下ろす者がそこにいた。 その男、溝呂木眞也は右手に構えるダークエボルバーを下ろすと、井坂が確保したT-2バイオレンスメモリと支給品を拾い上げる。 無論、井坂が放置した物を拾う気はないが。 「まさかこいつを確保してくれるなんてな……俺の為に、わざわざご苦労なことだ」 その言葉の中には一切の労いが込められていない。むしろ、井坂に対する侮蔑しかなかった。 溝呂木が井坂を殺した理由はたった一つ。利用できそうにない邪魔者を消したかった、ただそれだけ。手駒にしようとしても既に負傷しているし、何よりも面白そうにも見えない。 故に溝呂木はダークエボルバーから闇の弾丸を放ち、疲弊しきった井坂を殺害した。その際に奴が持っていたウェザーというガイアメモリも破壊してしまったが、別に構わない。 手元にはサイクロンとバイオレンスがあるのだから、遊ぶには困らなかった。 (小娘どもは死んだ……まあ、惜しむことなどないか。邪魔者は充分に消してくれたからな) ダークファウストになった美樹さやかに続いて何処からともなく現れたスバル・ナカジマも死んだ。それだけでなく、本物の筋殻アクマロを始めとした邪魔者が三人も始末することができた。 本当ならダークメフィストに変身して戦場に集まった奴らを一気に殺すこともできたが、それをしなくても勝手に潰し合ってくれるのだから、わざわざ消耗することもなかった。 スバルが死んだことでまた一人になったが、奴からは全ての情報を引き出せたので未練などない。途中、計算外の行動が幾つかあったが、面白く死んでくれたので充分だ。 冴島鋼牙、それに村雨良や響良牙のような邪魔者はまだ残っているが、今は泳がせておけばいい。その気になれば殺すことはできるが、あれでも参加者を減らしてくれるのに役立つ。 今は西条凪の成長を楽しみに待ちながらゲームを楽しめばいい。その為にも、次の遊び道具を探すのも悪くないかもしれなかった。 「どうやら、デスゲームはまだまだ楽しめそうだな……孤門も姫矢も、精々楽しんでくれよ?」 死神の視界にはもう井坂深紅郎という人物は存在しない。彼が求めているのは弱き人間ども闇に堕ちて、絶望する光景だけ。 それこそが、溝呂木眞也の望みだった。 【一日目・昼】 【D-4/森】 ※ヴィヴィオのぬいぐるみ@魔法少女リリカルなのは 、機動六課制服@魔法少女リリカルなのは、下着、志葉家の書状@侍戦隊シンケンジャーが放置されています。 【溝呂木眞也@ウルトラマンネクサス】 [状態]:健康 [装備]:ダークエボルバー@ウルトラマンネクサス、T2バイオレンスメモリ@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(サイクロン)@仮面ライダーW [道具]:支給品一式×3(内一つ、食料残2/3)、ランダム支給品1~2個(確認済)、サイクロン号@仮面ライダーSPIRITS、スモークグレネード@現実×2、ランダム支給品(未確認)3~14(井坂1~3、ティアナ0~1、アクマロ1~2、流ノ介1~3、なのは0~2、本郷0~2、まどか0~1)、首輪×7(シャンプー、ゴオマ、まどか、なのは、流ノ介、本郷、ノーザ) [思考] 基本:より高きもの、より強きもの、より完璧なるものに至り、世界を思うままに操る。 0:ゲームを楽しむ為にどうするべきか考える。 1:姫矢准からウルトラマンの力を奪う。 2:その他にも利用できる力があれば何でも手に入れる。 3:弱い人間を操り人形にして正義の味方と戦わせる。 4:西条凪を仲間にする。 5:今は凪は放置。 6:冴島鋼牙、村雨良、響良牙達は今は泳がせておく。こちらから接触するつもりはない。 [備考] ※参戦時期は姫矢編後半、Episode.23以前。 ※さやかをファウストにできたのはあくまで、彼女が「魔法少女」であったためです。本来、死者の蘇生に該当するため、ロワ内で死亡した参加者をファウスト化させることはできません。 ※また、複数の参加者にファウスト化を施すことはできません。少なくともさやかが生存している間は、別の参加者に対して闇化能力を発動することは不可能です。 ※ファウストとなった人間をファウスト化及び洗脳状態にできるのは推定1~2エリア以内に対象がいる場合のみです。 ※ダークファウストが一度に一体しか生み出せないことを、何となく把握しました。 ※スバル・ナカジマから全ての情報を聞き出しました。 ◆ 冴島鋼牙の目前で盛り上がった土の下には殺されてしまった者達が眠っている。 スバル・ナカジマとティアナ・ランスター、それに志葉丈瑠の三人だったが、鋼牙は彼らのことを何一つ知らない。しかしそれでも村雨良が誰かの為に命を賭けていた者達だと言っていたから、本当なら死んではならなかった。 だからせめて鋼牙は良と共に黙祷を捧げる。せめて彼らの魂だけでも救われることを祈って。 そして、埋葬を終えた鋼牙は右手に視線を向ける。彼は今、狼の仮面を被った女性を模した銀色に輝くペンダントを握っていた。 『事情はわかったわ、教えてくれてありがとう……それにしても、まさかあたしが貴方の元に渡るなんてね。冴島鋼牙』 口元は本物の人間のように動き、穏やかながらも妖艶な女の声が響く。 それは同じ魔戒騎士である盟友・涼邑零が長らく共に過ごしてきたシルヴァという名の魔導具だった。旧魔戒語で『家族』の意味を持つ彼女は村雨良の手に渡っていたが、事情を教えて貰った際に休憩を兼ねて支給品を確認した後、こうして鋼牙の手に渡っている。 シルヴァが入っていたケースは防音加工になっていたので、この状況を把握していなかったので、鋼牙は全てを話している。 「シルヴァ、お前は本当に知らないのか? 零の家族や婚約者……それに、阿門法師の本当の仇を」 だが、ここにいるシルヴァは鋼牙の知るシルヴァとは少し違っていた。彼女はガルムとの戦いで零を庇ったがその傷が何処にも見られず、何よりもその出来事を知らないように見える。 『ええ、あのホラー喰いの魔戒騎士が道寺と静香を殺した張本人で、あの番犬所と手を組んでいただなんて……でも、あの胡散臭い老婆達ならやりかねないわね』 「ああ。奴らにとって俺達魔戒騎士はメシア復活の道具に過ぎなかった……だから人間の命も、何とも思っていなかったのだろう」 『道寺と静香がそんな奴らの犠牲になるなんて……最悪だわ』 溜息と共に零れたシルヴァの声は静かながらも、確かな憤りが感じられた。 その気持ちは鋼牙も大いに理解している。奴ら三神官は己の野望を果たす為だけに、大勢の人間や騎士達を犠牲にした。その中には冴島大河や、零にとってかけがえのない家族である道寺や静香も含まれている。 あの戦いを乗り越えた鋼牙さえも、犠牲になった者達の無念や悲しみを思ったら怒りが燃え上がりそうだった。無論、それに支配されてはバラゴのように暗黒の道へ堕ちてしまいかねないので、抑えなければならない。 『でも冴島鋼牙……貴方、零に会ったらどうするつもりなの?』 その精神力で心を静めている鋼牙に、シルヴァは問いかけてくる。 「何がだ」 『貴方の話が真実だったとしても、あたしの知る零はそれを信じるとは思えないわ。彼は貴方を殺そうと躍起になっているし……実際あたしだって、貴方の話を完全には信じられないもの』 その疑問は、鋼牙にとって重要な課題だった。 ここにいるシルヴァが連れて来られたのは、零が三神官の言葉に騙されて道寺や静香の仇を自分だと思い込んでいた頃かららしい。だから彼女も三神官やホラー喰いの魔戒騎士の真相、それにバラゴの存在も知らなかった。 だとすると、零も同じ時間から連れて来られた可能性が高い。憎しみと激情のあまりに邪美を襲って、カオルを人質にしたあの頃から。 もしもこの事に気付かないまま零と出会ったら、また戦いになる恐れがあった。 「例えこの島の何処かにいる零が俺を仇だと思っていたとしても、俺が零に直接伝えるつもりだ」 しかし、もしそうだったとしても鋼牙の答えは決まっている。 『貴方、本気なの?』 「誤解させたままでは、何も解決しない……それに零がバラゴの事を知らないのは危険だ。この島には奴もいるのだから」 『確かにそうだけど、今の彼が貴方の話を聞きいれるとは思えないわ。例えあたしが話したとしても、簡単に止められると思う?』 「止めてみせるさ……絶対に」 もしも零が憎悪のままに斬りかかったとしても、そうなったら戦いにならないように説得するだけ。守りし者である魔戒騎士同士で殺し合いになるなど、あってはならないのだから。 それに彼は今だって、この殺し合いを潰す為に戦っているはず。何故なら、零は憎しみに囚われていても、ホラーから多くの人々を守り抜いたのだから。 難しい事なのは鋼牙自身も強く理解している。零の実力は凄まじく、誤解から生じた戦いの時も隙が全く見つけられなかった。故に、もしかしたら無傷で終わらせるのは困難かもしれない。 それでも、零には真実を知って欲しいし、出来るならまた共に力を合わせたいと鋼牙は思っていた。 『そう……なら、あたしは祈ってるわ。零が全ての真実を知って、貴方と一緒に戦ってくれる事を』 「そうか」 『ただし、これだけは忘れないで。いくらあの老婆達に騙されて戦いになったとしても、零を怪我させたりしたらあたしは貴方を許さないから』 「わかっている。俺もあいつを傷つけるつもりなど全くない」 『そうしてくれるなら、あたしも出来る限り貴方達の力になるわ……こんな悪趣味極まりない殺し合いを防ぐためにもね』 シルヴァの口元は憤りで歪んでいたが、言葉は実に頼もしい。 そんな彼女を見て、鋼牙は思わず安堵を感じた。例え生きる時間は違っていても、やはりよく知るシルヴァである事に変わりはない。零やザルバには悪いが、彼女と出会えたのは心強かった。 零に再会するまで、シルヴァは必ず守らなければならない。彼女がいなくなっては戦いが不利になるだろうし、何よりも零にとってはかけがえのない家族だ。 これまで零は数え切れない程の大切な存在をホラーに奪われてきたのだから、シルヴァまで失わせる訳にはいかなかった。 (ザルバに零……どうか無事でいてくれ) 何処かにいるであろう、二人の友の無事を冴島鋼牙は強く願う。 すると、そんな彼の思いに答えるかのように、太陽の光に照らされたシルヴァから微かな輝きが放たれた。 そして鋼牙はシルヴァから目を離して良に振り向く。 戦いで受けた傷は癒えているようだが、それでも万全には見えなかった。 「鋼牙、そのバラゴという男を探さなくてもいいのか?」 「言ったはずだ、俺は今のお前を一人にする訳にはいかないと。それに今からまた村に向かったとしても、奴がいるとは限らない」 「……そうか」 良は先に向かった響良牙達を追おうとしているが、その最中に溝呂木やバラゴのような人物に襲われたら危ない。今の良は完全に回復していないのだから尚更だ。 バラゴは確かに放置できないが、それでも良は守らなければならなかった。 「行こう、良牙達も心配だ」 「そうだな」 鋼牙は最後にもう一度だけ眠る者達に祈りを捧げる。せめて、五代雄介と同じように争いの無い世界へと行けるようにと。 そんな願いを亡くなった者達に送った冴島鋼牙は、村雨良と共に仲間達の元へと急いだ。 【1日目/昼】 【D-5/焦土】 ※戦いの影響で焦土となりました。 ※ゼクロスキックによって黒焦げになった筋殻アクマロの遺体が放置されています。 ※スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター、志葉丈瑠の遺体はD-5エリアに埋葬されています。 【冴島鋼牙@牙狼─GARO─】 [状態]:疲労(小)、ダメージ(小) [装備]:魔戒剣、魔導火のライター [道具]:支給品一式、ランダム支給品1~3、魔導具シルヴァ@牙狼─GARO─ [思考] 基本:護りし者としての使命を果たす 1:首輪とホラーに対し、疑問を抱く。 2:加頭を倒し、殺し合いを終わらせ、生還する 3:良を守りながら良牙達を追いかける。 4:零ともできれば合流したい。そしてシルヴァを渡して全てを伝える。 5:未確認生命体であろうと人間として守る 6:相羽タカヤに会った時は、彼にシンヤのことを伝える [備考] ※参戦時期は最終回後(SP、劇場版などを経験しているかは不明)。 ※魔導輪ザルバは没収されています。他の参加者の支給品になっているか、加頭が所持していると思われます。 ※ズ・ゴオマ・グとゴ・ガドル・バの人間態と怪人態の外見を知りました。 ※殺し合いの参加者は異世界から集められていると考えています。 ※この殺し合いは、何らかの目的がある『儀式』の様なものだと推測しています。 ※首輪には、参加者を弱体化させる制限をかける仕組みがあると知りました。 また、首輪にはモラックスか或いはそれに類似したホラーが憑依しているのではないかと考えています ※シルヴァから零が自分を仇だと思い込んでいる時期から連れて来られている可能性があると聞きました。 【村雨良@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:負傷(右肩に切り傷、左胸から右わき腹までの深い切り傷、全身に切り傷、全身に軽い火傷、いずれも回復中)、疲労(極大) [装備]:電磁ナイフ、衝撃集中爆弾、十字手裏剣、虚像投影装置、煙幕発射装置 [道具]:支給品一式、ランダム支給品0~1個 [思考] 基本:カメンライダーを倒す。主催の言葉に従い殺し合いに乗るつもりは無い。 0:鋼牙と共に良牙達を追いかける。 1:18時に市街地で一文字と出会い、倒す 2:『守る』……か。 3:エターナルを倒す。 4:特訓……か。 5:ミカゲや本郷の死に対する『悲しみ』 [備考] ※参戦時期は第二部第四話冒頭(バダンから脱走中)です。 ※衝撃集中爆弾と十字手裏剣は体内で精製されます。 ※能力制限は一瞬しかゼクロスキックが出来ない状態と、治癒能力の低下です(後の書き手によって、加わる可能性はあります)。 ※本人は制限ではなく、調整不足のせいだと思っています。 ※名簿を確認しました。三影についてはBADANが再生させたものと考えている一方、共に戦う事は出来ないと考えています。 ※不明支給品の一つは魔導具シルヴァ@牙狼─GARO─です。 【支給品解説】 【魔導具シルヴァ@牙狼─GARO─】 村雨良に支給。 涼邑零から没収されている支給品で、彼の相棒の魔導具のペンダント(普段は零が首にかけている)。 妖艶な女性の声で話していて、零にとっては本当の家族に等しい。CVは折笠愛。 シルヴァとは旧魔戒語で『家族』という意味を持つ。 参戦時期は涼邑零とほぼ同じです。 【全体備考】 ※生命の苔@らんま1/2は消費しました。 ※ウェザーメモリ@仮面ライダーW、ガイアメモリ(T2トリガー)@仮面ライダーW、クロスミラージュ(左4/4、右4/4)@魔法少女リリカルなのはシリーズ、削身断頭笏@侍戦隊シンケンジャーは破壊されました。 ◆ 暗闇だけしかなかった彼女の世界に、太陽のように暖かくて穏やかな光が差し込んで来ていた。 その優しい光が肌に刺さり、まるで布団の中で眠っているような心地よさが感じられた。スバル・ナカジマは瞼を開けると、そこには鹿目まどかと美樹さやかの姿が見えた。 穏やかな笑みを向けている彼女達に、スバルは尋ねる。 「あなたたちは、あたしのことを憎んでいないの……?」 まどかの命を奪って、さやかのことを騙そうとした。 それにも関らずして二人はその手を差し伸べてくれている。 「ううん、誰もあなたのことを憎んでなんかいないよ……だってスバルさんが優しい人だってこと、私たちは知ってるから」 まどかはスバルの右手をゆっくりと握りながら、微笑んだ。 その言葉は、スバルの心を絶望から解放してくれるかのように、希望に満ち溢れていた。 「あなたはもう、誰のことも傷付けなくてもいい……それにあなたは友達を助けたでしょ。だから、もう苦しむ必要なんてないわ」 さやかはスバルの左手を静かに掴みながら、笑顔を向けてきた。 彼女の声は、スバルが味わってきた悲しみを忘れさせてくれるかのように、愛が込められていた。 「本当にいいの……?」 「言ったでしょ、あたし達はあなたのことを憎んでなんかいないって」 「もう、スバルさんは苦しまなくてもいいんです……私達と一緒に行きましょう?」 二人を前に言葉を失うも、スバルはすぐに頷く。 すると、辺りの光は徐々に世界を満たしていき、彼女達三人を一瞬で飲み込んでいく。 そんな中、スバルは聞いた。光の中からスバルの名を呼ぶ声を。 それが本郷猛と高町なのは、そして親友のティアナ・ランスターだと気付いた瞬間、スバル・ナカジマはようやく本当の笑顔を取り戻すことができた。 ◆ そして同じ頃、志葉丈瑠も光の中にいた。 元の世界、そしてこの地で共に戦った仲間と丈瑠は向き合っていた。 家臣の池波流ノ介、そして己の心に正直に生きてきたパンスト太郎。そんな二人を、丈瑠は最悪の形で裏切ってしまった。 本当なら顔を合わせるなんてできないが、逃げることも許されない。しかし、何を言えばいいのかがわからなかった。 「流ノ介、俺は……」 「殿、何も言わないでください……もう、いいのです。殿は、人を助けたのですから」 そう語る流ノ介の笑みは、何処となく儚げに見える。 彼は全てを知っているのだ。身勝手な理由で人斬りに走った愚かな自身のことを。 だが、それを知っても尚……流ノ介はまだ認めてくれている。 「侍野郎、俺はてめえを許してねえ……だが、このままてめえだけを地獄に行かせる訳にはいかねえ。俺と同じ場所に連れて行って、ギタギタにしてやるから覚悟しやがれ」 パンスト太郎の憎まれ口からは、憎悪は感じられなかった。 それは丈瑠にとって、罵られるよりも辛く感じられた。義理に溢れた彼を裏切ったのに、報いすらも軽すぎる。 それがより丈瑠の心に圧し掛かっていくが、それこそが己に架せられた罰なのではと気付いた。 「……本当にすまない。流ノ介、それにパンスト太郎……」 許されないのはわかっている。しかしそれでも、謝らずにはいられなかった。 この意識すらも、もうすぐ世界から消えてしまう。その前にこの気持ちだけでも伝えたかった。 どうして侍として正しい道を歩めなかったのだろう。例え影武者としての使命を終えたとしても、人を守ることなんていくらでもできたというのに。 もしもまた生まれ変われるのであれば、今度こそ誰かの為に戦いたかった。最期に一条薫を救ったように。 そんな微かな願いを胸に抱くと同時に、志葉丈瑠の意識は光の中に飲み込まれていった。 【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー 死亡確認】 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのは 死亡確認】 【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのは 死亡確認】 【筋殻アクマロ@侍戦隊シンケンジャー 死亡確認】 【井坂深紅郎@仮面ライダーW 死亡確認】 【残り37人】 ◆ 残酷な殺し合いに巻き込まれ、その果てに犠牲となった者達の魂はようやく解放された。 本郷猛も、鹿目まどかも、美樹さやかも、高町なのはも、志葉丈瑠も、池波流ノ介も、シャンプーも、パンスト太郎も、ノーザも、ズ・ゴオマ・グも、筋殻アクマロも、井坂深紅郎も、ティアナ・ランスターも、スバル・ナカジマも……ようやく解放された。 もう彼らの魂は何かに囚われることはない。 もう、残酷な運命の犠牲になることは、永遠になかった。 時系列順で読む Back 解放(3)Next 果てしなき望み 投下順で読む Back 解放(3)Next 果てしなき望み Back 解放(3) 溝呂木眞也 Next ポイ捨てはやめましょう Back 解放(3) 冴島鋼牙 Next 牙狼~SAVIOR IN THE DARK~ Back 解放(3) 一条薫 Next 本当ですか!?ダークプリキュアの真実!! Back 解放(3) 村雨良 Next 牙狼~SAVIOR IN THE DARK~ Back 解放(3) 響良牙 Next 本当ですか!?ダークプリキュアの真実!! Back 解放(3) 花咲つぼみ Next 本当ですか!?ダークプリキュアの真実!! Back 解放(3) 志葉丈瑠 GAME OVER Back 解放(3) スバル・ナカジマ GAME OVER Back 解放(3) ティアナ・ランスター GAME OVER Back 解放(3) 井坂深紅郎 GAME OVER Back 解放(3) 大道克己 Next 本当ですか!?ダークプリキュアの真実!! Back 解放(3) 筋殻アクマロ GAME OVER
https://w.atwiki.jp/bfoc/pages/177.html
《斬魔解放》 魔法/ 打 -- / 攻撃力 -- / 防御力 -- ワールド:デンジャーW 属性:斬魔/闘気/地獄 君がアイテムを装備しているなら使える。 君のライフが5以下なら、このカードの【使用コスト】を払わなくてよい。 【使用コスト】 ライフ3払う。 君のデッキの上から1枚を捨て、君のドロップゾーンの《アーマナイト》か《タイラント》3枚までを君のアイテムのソウルに入れる。その後、君のアイテムのソウル1枚を手札に加えてもよい。「斬魔解放」はターンに1回だけ使える。
https://w.atwiki.jp/sal-club/pages/56.html
ここでは、各ジョブ毎に必須となる解放を、どの階層で、どの敵から、狙ってゆくのか、具体的な計画についてまとめています。 また、必ずしも必須ではない物を含め、すべてのインビュードアイテムの解放順序に関する規則は、以下のページを参照してください。 ...解放順序規則(アラパゴ) ジョブ毎に必要とされる働きと、その為に必要となる解放をまとめると以下のようになります。 ジョブ 必要項目 解放項目 備考 武器 HP アビ 魔法 MP 遠隔 SJ 全員 生存率アップ 〇 前衛 物理攻撃 〇 WS 〇 2アビ 〇 6Fタイムアタック 盾 空蝉の術 〇 〇 サポ忍による蝉盾 後衛 魔法 〇 〇 詩 ソウルボイス 〇 6Fタイムアタック 歌2種 〇 楽器の装備 上記のとおりジョブ毎の役割と、その為に必要な解放が決定します。そこで、これらの解放を狙って進行してゆくわけですが、どの解放をどこで行うかを以下にまとめます。 標的 解放項目 備考 階層 対象 武器 HP アビ 魔法 MP 遠隔 SJ 1F 初期宝箱 〇 〇 〇 武器2個、アビ1個、魔法1個が確定。更にアビと魔法のどちらかが1個追加。 クトゥルブ 〇 ホネ 〇 ラミア&メロー 〇 〇 〇 〇 2F キキルンNMを倒すだけなのでスルー 3F メロー 〇 〇 〇 〇 4F 単品ギア 〇 オバケ/イカNMを倒す場合SJを開放して蝉盾を完成。キキルンのみの場合はスルー。 5F 〇 キキルン逃走ルートの掃除のついでにゲット。 6F 〇 タイムアタック中。必要な分は5Fまでに揃える予定。 ※正確には、各層のNMからも取得できる場合がありますが、実際のドロップは運によること、さらにドロップを狙って一定数を倒す雑魚とは性格が異なるため、ここでは触れないことにします。 表を見るとある程度の傾向が見えてきます。 取得限界階層 武器 HP アビ 魔法 MP 遠隔 SJ 1Fまで 〇 〇 3Fまで 〇 〇 〇 〇 5Fまで 〇 自分が必須となる解放は、どこで手に入れなければならないか、よく確認しておきましょう。 最後に、参考までに必須となる解放の例を示します。以下の表は、各担当者が自分の必須項目をチェックするのは勿論、解放管理の担当の人が手元に控えておいて、随時記録することを想定しています。ここでの例では、サル部では割と多い構成である、モ(盾1)、戦(盾2)、侍、シ、赤、白、詩の7人を想定しています。 ジョブ 武器 HP アビ 魔法 MP 遠隔 SJ 盾1 〇 〇 〇 〇 〇 盾2 〇 〇 〇 〇 〇 侍 〇 〇 〇 シ 〇 〇 〇 赤 〇 〇 〇 白 〇 〇 〇 詩 〇 〇 〇 〇 〇 合計 4 7 5 5 3 1 2 ご意見などありましたら、こちらにお願いします。 名前 コメント